転職支援エージェントの使い方の流れとそれぞれの段階でのメリット

転職支援サービス(転職エージェント)の使い方(利用方法)の流れと、面談や求人への応募、面接や内定後など、それぞれの段階でのエージェントの役割やメリットを解説します。

【登録】まずは登録することがスタート

まずは転職支援サービスに登録することがスタートです。
登録もサービスの利用も無料でできますし、入力項目も少ないので気軽に登録することができます。

登録すると、登録情報を元に求人の状況を調べて連絡してくれます。

この段階で調べてくれる求人は個別の企業というよりは、次の面談のために業種の全体的な状況の把握という感じでしょう。もちろんある程度個別の企業も出してくれることもあると思います。

【面談】エージェントとの面談で方向性を決める

このエージェント(アドバイザー)との面談であなたの強みやアピールポイント、その伝え方などをプロの目線でアドバイスしてくれたり、希望する業界の状況(年収や残業の多さ、どのような人材が求められているかなど)や転職の方向性の確認などを行います。

この「面談」が非常に重要です。

「面談とか面倒だなぁ」と思っている方も多いようですが、実際に利用した方に聞くとこの面談こそが転職エージェントを利用する最大のメリットとも言えます。

自分では気づいていなかったアピールポイントや、同じ強みでも上手な表現の仕方などもあります。

自分では特に強みとも何とも思っていなかったことが実は大きな強みになるということもあります。

どんな業種で活かせるか、どんな企業に求められているか、逆に強みだと思っていたことが業種によっては「そんなのできて当たり前」と評価されない場合もあります。(がっかりするかもしれませんが、そのまま転職活動をする時間のロスや面接本番でがっかりするほうがショックも大きいです)

人にはいろいろな思い込みがあります。

  • 「自分にはこういう仕事しかできない」
  • 「経験が少ないから」
  • 「資格を持っていないから」

多くの人がそういった思い込みで自分の可能性を必要以上に狭めてしまっているようです。

まあ、時間をかけて面接まで行って「そもそもその経験じゃ無理だった」というのは時間と労力の割に合わないかもしれませんが、エージェントに「この経験でもいけそうな会社あるかな?」という相談をしてみるだけならいいですよね。

また、エージェントとの面談で話をすることで頭が整理されるということや、頭ではわかっているつもりだったけど話してみたらうまく話せない、うまく伝えられなかったということに気づくこともできます(企業との面接の本番でうまく話せなかったら大変ですからね)

「面談」だと単語的に面倒なイメージがするかもしれませんが「転職のプロによるコンサルティング」と考えれば前向きに望めるのではないでしょうか?

しかも、本来かなり高額なコンサルティングを就職先の企業が払ってくれるからあなたは無料で受けることができるようなものです。(転職支援サービスの収益の仕組み的にそうなります)

エージェントとの面談は、エージェントの会社に訪問して対面での面談が基本ですが、遠方の方やどうしても時間が合わない方などは電話での面談も可能です。

【求人の紹介】条件に合う求人の紹介をしてもらう

面談した内容を元に具体的に求人の紹介をしてくれます。

面談で話したあなたの強みや苦手なこと、やりたいこととやりたくないことなどの内容を元に、多数の求人案件の中から条件の合う企業を提案してくれます。

転職したいあなたにとっても求人を募集している企業にとってもプラスになるマッチングをして提案してくれます。

採用する企業側としても「この条件じゃ採用できないよ」という”そもそも合わない人”が応募してきて無駄な時間をとられることがないというメリットがあります。面接するのもいろいろ大変ですからね。

求人への応募の多い企業は時間や手間の削減になるし、すごくいい会社なんだけど募集要項だけではわからない企業にとっても紹介してもらうメリットは大きいです。どこの企業も求人の募集ではいい事書きますから、知名度がない企業は他の募集に埋もれてしまいがちなんですよね。

そういう隠れた優良企業に出会える可能性があるというのも転職支援サービスを利用する大きなメリットですね。

各種セミナーや相談・サポートなど(任意)

面接対策のセミナーや相談など各種サポートを受けることができます。

セミナーは出ても出なくてもかまいませんが、内容が気になったものや転職で知りたいこと、わからないことに関するセミナーがあった場合はかなりスッキリします。

また、履歴書の書き方、職務経歴書の書き方、添削、相談といったいろいろなサポートはすごく役に立ちます。

応募書類の添削・面接対策

応募書類の添削や面接対策などサポートもしてもらえます。

ここは苦手な人も多い部分。そしてここがうまく行かないために転職活動がうまく進まないという人が多い部分です。

転職なんてみんな何度も経験しているものではありません。

  • あまり経験の無い人が作った履歴書や職務経歴書
  • プロのアドバイスで作った履歴書や職務経歴書

どちらが採用する企業に響く応募書類ができるかは明白ですね。

面接に関しても

  1. ぶっつけ本番で面接に望む
  2. 自己流で面接対策などを勉強して「自分の売り込み」を頑張る
  3. 自分の売り込み+企業のことも調べられるだけ調べる(けど企業の内情はわからない)
  4. その企業のことを知っている転職のプロにアドバイスをもらって面接を受ける

どれが一番可能性が高いかは明確ですね。

【応募】求人に応募・書類選考

応募する企業が決まればエージェントが志望企業に推薦をしてくれます。

応募に関しても、エージェントを通せばただ応募書類だけで判断されるわけではなく、その企業の採用担当者との関係性があり、あなたのことも面談である程度わかってくれているエージェントの推薦があるため、まず第一印象が全然違います

また、応募書類だけでは書きにくいフォローなどもできます。

いくら上手に書類でアピールできても応募者の多い企業だと応募者全員の内容を全部読んでくれるわけではありません。

たとえ「PR文を読まれたら絶対面接まで行ける!」というすごいPR文が書けたとしても、読まれなかったらどうしようもありません。

資格や職歴を見て、PR文も最初の数行を読んであとはさらっと流し読みされてしまって重要な部分が引っかからないこともありますし、そもそも読んでもらえないことだってあります。

例えば何か理由があって早期退職した場合に履歴書だけでは「あ、前の企業入ってすぐ辞めちゃったんだ。うちでもそれされると困るからこの人却下」と職歴を見ただけでその先を読まれないこともあるかもしれません。その理由をPR蘭などに書いても読んでもらえなければ伝わりようがありません。

でも、エージェントの推薦なら、一番アピールしたい部分やフォローしたい部分、その企業と自分のマッチするポイント、人柄や一生懸命さなどの文章で伝えにくい部分、文字にできない情報もしっかりと伝えてもらうことができます。

結果として書類だけの応募よりも面接まで進みやすいです。

「履歴書や職務経歴書だけ送られてくる」
「強みやその企業と合う部分などを伝えてもらってから応募書類を見る」

どちらが面接まで進みやすいかは明確ですね。

条件の交渉もエージェントが代行してくれる

また、条件の交渉もエージェントを通して行うことができます。

転勤はしたくない、残業はできないなど、状況によって譲れない条件がある場合や希望の条件がある場合もありますね。

これも応募書類に書いてあるだけだと面接官がよくない印象を持つ場合もありますし、面接でいきなり交渉ってなかなか言い出せるものではありません。

条件が伝えられずに内定が決まった後に「実は・・・」と言うことになり「え?今さら?なんで面接のときに言わなかったの?」となったり、「こんなこと言ったら内定を取り消されるんじゃ?」と思って希望条件を言えずに、入社後に苦労したりといった心配もありますが、エージェントが交渉も代行してくれるのでその心配もありません。

応募時のメリットを一言で言えば

コネがなくても
「紹介」で求人に応募できる

ようなものです。

これは応募する側のメリットだけでなく、採用する企業側も「紹介なら変な人は来ない」というメリットがあります。面接で落とせばいいとは言っても、面接するのも普段の仕事がある中で時間をとらなければいけないし準備もいろいろありますからね。

応募の多い企業は時間や手間の削減になるし、すごくいい会社なんだけど募集要項だけではわからない企業にとっても紹介してもらうメリットは大きいです。みんな募集ではいい事書きますから、知名度がないと埋もれてしまいがちなんですよね。

そういう隠れた優良企業に出会える可能性があるというのも大きなメリットですね。

【面接】企業での面接のときも有利!

エージェントからの推薦や履歴書・職務経歴書などの書類審査をもとに面接まで進めばいよいよ企業での面接です。

面接のサポートはとても役に立つ

ここで、面接日の調整や条件の交渉(年収・勤務時間など)をエージェントが行ってくれます。

面接に関しても書類だけ見た人を面接するときと、ある程度話を聞いた人を面接するときでは企業の面接官や採用担当者の印象も違います。

「この応募者はどんな人だ?」からのスタートと「○○さんが言ってたあの人ね」からのスタートの違いです。

企業の面接官もエージェントからある程度人柄などを聞いていれば、面接で多少失敗したとしても「緊張してたんだな」と思ってくれるかもしれませんが、書類だけしか知らない人だと緊張で失敗したことも「こういう人なんだ」とそのまま受け取られてしまう可能性が高くなります。

また、面接にエージェントが同行してくれる場合も。

「いや、別に同行してもらわなくても・・・」と思うかもしれませんが、実際の面接のときにプロが一緒にいてくれるというのはかなり心強いですよ。緊張をほぐしてくれたり、直前に重要なポイントをおさらいしてくれたり、面接の前に面接官と共通の知り合い(担当エージェント)がいるところで「はじめまして」の挨拶ができるだけで緊張度合いは全然違いますからね。

面接官の印象、事前の情報共有など、面接を受ける側のあなたも事前の準備がしっかりできたり、面接の本番で実力を発揮しやすくなるなど、面接に受かりやすくなる条件がたくさん揃っています。

【内定】内定してからも油断はできない

内定後も年収交渉や入社日の調整など行ってくれます。

今の職場の円満退職や辞めるときのトラブルのサポート

円満退社のための手続きやアドバイス等もサポートしてもらえます。

引き継ぎ、挨拶などお世話になった職場を辞めるときの辞め方がしっかりできると、気持ちよく退社してすっきりと気持ちを新たに新しい職場での仕事をスタートできます。

また、働きながらの転職活動は、新しい職場の内定が決まった後もいろいろとトラブルが起きることもあります。

転職先の内定が決まったあとのトラブル、自分一人の転職活動だと意外と困る人が多いんですよね。

仕事の引継ぎがどうしても終わらず、何度か元の職場に行かないと多大な迷惑をかけてしまう場合や、あまりよくない職場に勤めていた場合、内定が決まって今の職場に辞めると伝えたら引き止められたりキレられたりといったような、辞めるときのトラブルへの対応策なども経験豊富なエージェント達はいろいろと心得ています。

せっかく内定が決まったのに職場を辞められなくてどうしよう・・・なんて困ることもありません。

【入社】入社後もサポートは続く

いよいよ新しい職場での仕事がスタートです。

入社後も新しい職場でなじめるようにいろいろとサポートやフォローをしてくれます。

「紹介での入社」と考えると、新しい職場にちゃんとなじんでくれたほうが”転職した人”も”採用した企業”も”エージェント”も3方みんな得になります。

エージェント側も、紹介した人がその企業でちゃんと働いて実力を発揮してくれたほうが企業への価値提供ができたことになり、次の紹介もしやすくなりますし、採用された人からその企業の内情(社内の雰囲気や、募集要項の「残業なし」って本当?など)を聞けたら新しく紹介するときの参考になります。

逆になじめずにいたりすると、転職した人も辛いし、採用した企業ももっと実力を発揮してほしいだろうし、エージェントも企業からクレームを受けるかもしれないので、誰も得しません。

すぐ辞められてしまっては企業からのクレームになってしまいます。

そのため、入社したら「はいさようなら」ではなく、何かあればいろいろと相談したりフォローしてくれます。

これもけっこう心強いですよ。

転職支援サービスをより活用するための心構え

転職支援サービスは、登録だけして受け身でいるより「いかにエージェントを活用するか」が大事です。

だまってても面倒を見てくれる過保護な親みたいなものを期待するならそんなサービスは無いので登録しないほうがいいでしょう。(よほど市場に求められているスキルや経験があるなら別ですが)

そうではなく、一緒に転職活動をするパートナーを見つけるという意識で望むなら、あくまで自分が主体で「専門的な部分をサポートしてもらう」という活用をすれば、きっとより良い転職ができると思います。